つくりばなし
投稿者:りな
2011/10/10(月) 1:50:35 No.7337
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第一章[less]
痴漢にすすんで遭いたいと思う物好きな女は、一体何人いるだろうとユメは考えていた
痴漢経験者の友人たちは口を揃えて 「あんなモン、朝の通勤途中に出くわしてみ?その日一日引きずるよ。もう超ブルー」 と忌み嫌う
ユメは生まれてこの方 痴漢に遭ったことは一度もない
それでいいのよ、と友達は笑う
高校まではバス通学、会社勤めのときは電車。 公共交通機関は当たり前のように利用していたが痴漢はなかった
痴漢を意識するようになったのは最近だ
十代、二十代の頃などは、痴漢を意識したことは一度もない。まあ当たり前といえば当たり前だ
でも一通りの男性経験を経て結婚して子どもができて、またパート勤めの為に電車に乗っている今になって、痴漢に遭ったことがないことを考えるようになった
夫とセックスレスになっているのも一因だろうか? もう一年、していない だからって誰でもいいから触られたいとは、短絡的というか極端すぎる
でも。気持ちいいことされたい、セックスしたいとは思う。 夫に愛想が尽きたのか、夫が相手は嫌だなと思うようになっていた
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