超脳力
投稿者:ひでき
2009/6/22(月) 21:09:00 No.2172
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最近、口コミなどで有名な超能力者、橘に取材をする小林麻子。 「すいません、橘さん。お忙しい所、時間を作って頂いて有難う御座います」 『いえいえ、構いませんよ。私も、少しは有名人の仲間入りって所ですかね?ハハ』 「で、今日なんですが〜私1人で良かったんですか?」 『貴女1人の方が貴女の為と思いましてね。映像が必要と言うならカメラだけなら構いませんが…』 小林は映像を残す為カメラを用意し、2人が座るソファーが収まる様にセッティングした。 「ズバリお聞きしますけど、橘さんは超能力が使えるとお伺いしたんですが…」 『う〜ん、超能力とは違うんですよね。私の場合 脳 なんです』 『能力じゃなくて脳力なんです。分りますか?』 「えっと…脳と言いますと〜頭の脳ですか?」 『ええ、口で説明するより実際に試してみましょうか』 橘は小林の座るソファーの後ろに立ち、小林の頭を両手でガシっと押さえ込む感じで添えた。 『小林さん、今、貴女が履いている下着を頭に浮かべてみて下さい』 「え!?し、下着・・ですか?今日は確か……」 『黒・・いや、もしかしたら紺ですかね?シンプルですが〜Tバックじゃないですか?』 「!!!?ど、どうして!?」 『これが私の言う脳力なんですよ、小林さん…それにしても〜Tバックは良く履かれるんですか?笑』 「………そ、そんな事ありません…たまたまです……」 『なるほど。仮にそうだとしても口には出せませんよね…』 『と、この様に〜私は人が頭に思い描いた事を頭に触れる事で読み取れる力を持っているんですよ。』 「それって〜橘さんに触れられている間は変な事を考えたら伝わるんじゃ…?」 『その通りですよ。ですから私がこうしている間は小林さんは注意しなくてはならないのですよ』 『で、小林さん、昨夜は何をなされてましたか?』 「昨夜ですか?昨夜は……あッ!だ、だめッ!!」 『フフフ…なるほどぉ。手遅れですよ?小林さん……』 橘はカメラに顔を向けた。 「だ、だめッ!言わないで下さい!!」 『なんと、小林さんは自分の身体を慰めていた様です』 『こんな綺麗な顔立ちをしているのに勿体無い事ですよねぇ…』 「………」 小林は暑く火照らせ赤面させる顔を上げる事が出来なくなった。 『一体、昨夜はどの様にして慰めていたんですかね?』 顔を強張らせ昨夜の事を思い出すまいとする小林だった。 『ほぉ…また随分とハシタナイ姿でしていたんですね?』 「!?」 『カメラに向かって言って差し上げましょうか?小林さんの自慰行為の始終を…』 「やっ!だめッ!!言わないで…そんな事を回りに知られたら私・・私……」 『私を取材しに来たんですよね?だったら私の力を世間に証明して貰わないと〜』 橘は再びカメラに向かい口を開いた。 『小林さんは昨夜、今座っている様なソファーで大股を開いて両手を使って大事な所を掻き回してた様です』 『面白いのが、事前にソファーにタオルを敷いてたのが驚きですよね?』 「お願いっ!も、もう言わないで下さい」 小林の表情を楽しむかの様に橘は口を滑らす。 『終いにはソファーの肘掛に両足を乗せ男に跨る様な姿勢で弄ってたみたいですよ』 『下に敷いたタオル目掛けてピュッピュと汁を飛ばす程、乱れてた様子です』 「も、う分りました…橘さんの力は分りましたからこれ以上話さないで下さい…』 『ふぅ…カメラは一旦止めましょうかね……』 橘はカメラに歩み寄りスイッチを操作した。
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