待望の?↓の続きです
投稿者:四葉
2010/2/28(日) 12:45:28 No.3114
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友達である達也の彼女、明菜を抱く!否、奪う計画を打ち立てた。 まずは、達也が目を覚まさない事を願って10時を過ぎるのを待った。 その間に俺は達也の携帯電話から明奈の電話番号とアドレスを自分の携帯電話に転送した。 時計が10時を回り達也はまだ起きそうになかった。 俺は早く、早くと時計ばかりを気にしていた。 何故、俺が10時に拘るかと言うと〜それは携帯ショップが開店する時間だったからだ。 これは明菜に少しでも怪しまれない為に重要な時間帯なのだ。 そして時刻が10:30分になった頃、俺は自分の携帯電話から明奈に向け1通のメールを送った。 【おはよー。昨夜は気持ち良く逝けて今頃ぐっすりかな?】 【あれから携帯をトイレに落としちゃってさ】 【今、慌てて携帯買い換えたとこでさ】 【新しいアドレスと番号はこれね!登録し直しておいて】 明菜に送りつけた新しく変ったと言うアドレスと番号は俺の携帯電話のものだった。 そして、達也の携帯電話から明菜に関する通話履歴、メール履歴、最後に明菜のメモリーまで消去した。 俺は達也の携帯電話から明菜の情報全てを消滅させた。 これで達也は自分から明奈へ連絡を取る事は出来なくなった。 後で達也がどんなに騒いだ所であの酔いでは記憶には無い筈だ。 幾らでも嘘を並べられると俺は確信していた。 順調な滑り出しで、俺のシナリオを運ぶ。 寝ている達也を起こし、何事も無かったかの様に接した。 目を覚ました達也は携帯電話をコートのポケットから取り出し何かを確認していた。 きっと明奈からのメールを確認したのだろう。 この時、俺の心臓は激しく鼓動を始めていた。 当然だが明奈からのメールが無く達也は直ぐに携帯電話をしまい、時計を見て慌ててバイト先に向かった。 達也が俺の家を出て直ぐに、明奈からのメールが俺の携帯電話に受信された。 【おはよ♪携帯落としちゃったんだ?可愛そーーっ】 【アド変了解しました〜あ、昨日は凄く気持ち良くグッスリだったよ(照)】 【今までの達也と雰囲気が違うんだもん。超感じちゃった♪】 明菜からのメールを読みながら俺は笑いが止まらなかった。 これで言える事は、明奈は俺を達也だと完全に思い込んだ事。 そして、明奈と本当の彼氏である達也の連絡は完全に閉ざされたと言っても良いだろう。 この後、バイトが休みな俺は目覚めた明奈へ写真の撮影を命じた。 明奈は俺の指示通り、恥じらいながらも過激な写真を撮り、俺へ送って来た。 数日間こんな騙し行為を続けていると、一向に明菜から連絡の来ない達也から話があった。 「あのさ〜彼女から全然連絡来ないんだよ…」 「で、俺の方から連絡しようと思ったらアドレスとかが無くなっててさ…」 『んー…確か、お前この間飲んだ時に大声で叫びながら消してやる!とか言ってたぞ?』 「え!?」 『俺は冗談だと思ってたけど〜消しちゃったんだ?』 「幾ら探しても何処にも無いんだよ!アイツ確か明日こっちに帰って来る筈なんだけど」 『明日帰って来るんだ?じゃぁ、今日当たり向こうから連絡してくるんじゃん?』 俺は明奈が明日、こっちに帰って来る事は百も承知だった。 毎日、毎晩、達也に成り代わり俺が連絡取っていたからだ。 達也はこのショックを隠せず、トボトボと肩を落し帰って行った。 そして、日は変り明奈が帰省する日が訪れた。 事前に連絡を受けていた俺は駅まで明奈を迎えに行った。 何度も送られて来た明奈からの写真のお陰で顔は完璧に覚えた。 到着予定の時間になり、駅の改札口で待っていると明奈らしき人の到着。 知らされていた服装と顔で直ぐにあれが明奈だと言うのが分った。 改札口を出てキョロキョロと見渡す明奈。 きっと、達也を探しているんだろう。 俺は空かさず明奈へメールを送った。 【悪い、急にバイト入っちゃってさ。まだ仕事してて抜け出せないんだよ】 【友達を変りに向かわせたから少し時間を潰しててくれる?】 メールを送信してから暫く経ってから、俺は1人ポツンと立つ明奈に向かって声を掛けた。 『あの…○○明奈さんですか?』 「は、はい。そうですけど…」 『俺、達也の友達で斉藤と言うんですけど〜達也から聞いています?』 「あ、さっき来ました。何か忙しくて迎えに来れないって…」 『最初、俺が替わろうか?って言ったんですけどアイツ変な所が真面目だから…』 「そうですか……」 『取合えず〜達也が終わるまで何処かで待ってません?』 「すいません。何か初めてお会いする方にご迷惑を掛けちゃって…」 実物で見た明奈は写真で見るより相当に可愛いく、俺より年上か?と思わせる容姿をしていた。 背が小さく、コートをパンパンに張らせている胸が妙に目立った。 明奈を近くのコーヒーショップに連れ、来る筈も無い達也を待つ事にした。 達也は今、明奈が帰省した事すら知らない。 その明菜が俺と2人きりで会っている事すら知らない。 そして、明奈は達也が迎えに来ると未だに思っている。 俺は焦らず慎重になりながら、他愛も無い会話をしながら時間を潰す。 「斉藤さんって大きいですよね、何かしていたんですか?」 『ずっとラグビーをね…他にも大きい所あるよ?(笑)』 「もぉ(笑)私には達也ので満足してまーす♪」 「それにしても遅いですね…私、彼が迎えに来ないと止まる所ないんですよ」 『あらら…じゃぁ俺ん家にでも泊まる?(笑)』 「それは〜ダーメっ♪私、これでも彼にベタ惚れなんですから(笑)」 『ハイハイ(笑)俺、ちょっとトイレ行ってくんね』 俺はトイレに向い、鏡に向かって思わずガッツポーズをして喜んだ。 今の所は順調に俺の描いたシナリオ通りに事が運んでいたからだ。
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