冬の頃。 (レス有り)
投稿者:AKI安希
2014/7/12(土) 15:04:49 No.8909 [レスを付ける]
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ダンナの同僚の、友人の、友人。 って、もうただの知人でしょと言う域のような、カフェバーを夫婦で営んでいたその人の、奥様が入院。 従業員不足で、昼間の時間を持て余している私が昼の間だけのバイトに抜擢された。 彼のことは職場ではマスターと呼んでいた。
仕事もどうにか覚え、マスターとの会話にも慣れた頃。 ダンナが会社の飲み会に行く或る冬の日。 マスターのオウチで夕食をいただくことになった。 はじめのうちはマスターの友人たちも居たのだが、徐々に減って、いつしかふたりきりに。
使った食器を私がキッチンに運んでいる間、 マスターはローテーブルをどけて、ソファの座席部分を引っ張り、ベッドにしていた。 からっぽのベッドを毎日見ることになる寝室は淋しくて、奥様が入院してからソファベッドを買って、リビングでテレビをつけっぱなしで眠っているんだそうな。
食洗機に食器を入れる役割と、ソファベッドにベッドパッドと枕を準備する役割は、交代する。
ベッドパッドをソファベッドに敷き、枕を置いたところで、食器の処理を終えたマスターが私のすぐ隣に座った。
「お互い既婚なのはわかってるけど、安希とエッチしたい」 どストレート発言に、フリーズする私。
店内休憩室などで、徐々にスキンシップが増えてきていて、なんとなく察してはいたけれど。 オトコとしての視線を向けられることもあって、それが気味が悪いどころかむしろ少しうれしくて。 実は好みのタイプよね、なんて思ったりしていたけれど。
直球……/////
唇が合わさる。 口内に舌が侵入してくると、気持ちよさに自然と目を閉じてしまう。 1度離れて別の角度から再びキス。 クラクラしてくると思わず自分の現在位置を確かめるようにマスターの服を掴んでしまう。 かすかに服の上から、胸にマスターの手が触れた。 唇を離してまっすぐ見つめられ、恥ずかしくて俯く。 「いい?」 との言葉に、頭というか顔というかに血がのぼったまま、俯いたまま頷く。
ご無沙汰のエッチ。 ダンナでなければ恐怖心がわくかと思ったが、そうでもなく、好みの男性からの誘惑でトキメキが増すだけ。
セーターを脱がされ、次に下着のキャミも。 「かわいいブラ……。もしかして少し期待してくれてた?」 「…………ナイショ…」 少しは余裕を見せようと見栄(?)を張ってみた。 見栄がバレたか、吹き出され、 「OKと受け取る。途中でやめたりしないから」 3度目のキス。
ディープキスの回数を数えることができたのはここまで。 ブラの上から、そしてブラを取ってからやさしく揉まれ、唇と舌が耳、首筋、胸を這うと、声を我慢するのに懸命になる。 スカートを捲り上げてショーツの中に手が……。 ショーツの中はさほど触られていないのに、水音がした。 「ン……」 つい声を漏らしてしまい、恥ずかしさに思いっきり顔を逸らして口元を手で隠す。 「下着姿もかわいいけど、脱がすよ?」 耳元で囁かれると余計にゾクゾクと快感がやってくる。
マスターの気配がおりていき、ちょっとだけお尻浮かして、と言われたとおりにするとスカート、ショーツの順に脱がされた。 エアコンで室内はほどよく暖かいといっても、ショーツがなくなるとスゥっと風が吹くような感覚。
ってまさか吐息がかかってる?! 舐められそう……?!
「あのっ……ソレ待って……!」 慌てて下を見るとやっぱり! 恥ずかしいトコロにマスターの顔がめっちゃ近い! 「き、キスして…唇にっ」 キスと言ったところでさらに恥ずかしいトコロに近づいたマスターへ、言葉を足す。
唇は重ねてもらえたが、指が身体の中に侵入して、何をどうやってるのか、膨らんだ突起まで擦られて、 気持ちよさに、喘ぎ声が小刻みに出てしまった。
い……イッちゃう……!
朦朧としたなか、低い声が聞こえる。 「入れるよ?」 息が整わないまま、なに?と尋ね返す。 入り口に指よりも径の大きい物があてがわれた。 「あっ、え、と…あの………ゴム……」 「つけたよ、ちゃんと」 苦笑しながらマスターが見せてきたのは、正方形で薄い小さな袋。封は切られて中身はすでにない。 「入れていい?」 「…………うん」
少し、入りづらかった。 けれど或る一点(一線?)を超えると、 「っ……ぁ」 吐息とともに声も出て、身体は震えた。 肌と肌が密着する温かな純粋な気持ちよさと。 緩やかに穿たれるいやらしい気持ちよさに酔う。
マスターの首ったまに腕を回してすがりつくと、背中とソファとの間にあいた隙間にマスターの腕が回る。 抱き合いながらの動きはさほど激しくないはずなのに、熱いものがこみ上げてきて、早くもイキそうになる。 顔をマスターの肩にうずめて、少しでも音量(声量?)を抑えて。
軽くイッた後に身体を横向きにされ、バックの態勢にする気か?!とおののいた。 「後ろからは……っ」 「?」 「ぁ、あの……うるさくなるって、言われたことがあるから……」 「わかった。じゃあ横向きで」 やさしい笑みだけどこかエロイ顔で返答後、私の片足を上げさせて、突く。 なんだかよくわからない態勢ながらも、感じるトコロはしっかり感じてしまうもので。
しばらくするとまた仰向けの姿勢に変わった。 今度はマスターと私の身体の間に私の脚が割り込むような態勢。 マスターの両肩に私の左右それぞれ脚を乗せる。 少し、腰が浮く。
ーーーーっ! 激しいっ。
もう声も何も関係ない。 一気にブッ飛ばされる感じ。 シーツよりも厚くて掴みづらいベッドパッドを懸命に握りしめて、かろうじてこの世に留まる。
たぶん、私のほうがイクのが早かったんだろう。 意識がふわっと戻ってきた頃に、マスターのものが中で震えているのがわかった。 切なそうな声がわずかに聞き取れた。 マスターの息づかいは荒い。 オトコノヒトらしさに胸の奥がきゅんとなる。 最後に一突き。 心づもりしていなくて、それだけで、充分もう一度イケちゃってしまった。
このことはお互いの伴侶には秘密。 バイトは続ける。 事後に裸で寝ころびながら、そう約束をして少し眠った。
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